土地売りされている物件は更地であるとは限らず、建物がある場合があります。
建物があるまま募集される理由は「解体する費用をかけたくない」「戸建として売れるかもしれない」といったものです。
土地？それとも戸建？
土地として募集していても戸建として成約することはあります。
しかしながら土地として募集しているため、その可能性はかなり低くなります。
逆に戸建として募集されている物件の場合は、購入後解体して更地にして建物を建てる、つまり土地として検討することができますが、戸建として募集されている以上、土地を探しているお客様には情報が届きにくくなってしまいます。
例をあげますと、下記物件は2020年3月25日現在戸建として募集されていますが、 三方道路という魅力的な土地でありながら、6,500万円というリーズナブルな価格なので、今回複数のお客様に土地として紹介させていただきました。
昨年6月の建築基準法改正により建ぺい率が実質10％緩和になり、以前より大きな建物が可能になったという点も見逃せませんでした。
※建ぺい率緩和については、過去記事をご覧ください。
建物付き土地を売り出す場合、 建物の築年数が浅くきれいな建物であれば戸建として、建物が古く壊した方がよさそうな場合は土地としてといった判断になりますが、どちらにするか熟慮しなければなりません。
購入する側としては土地を探している場合でも戸建物件を、戸建を探している場合でも土地物件をも検索する必要があるということになります。
ここまで読んでいただいた方は、「土地と建物の両方で募集すればよいのでは？」という疑問が浮かんだかもかもしれません。
しかしながら一物件の土地と戸建の同時募集は独占禁止法（あるいは景品表示法？）で禁止されています。※法的根拠については現在調査中です。
スーモ、アットホームなどの不動産検索サイトは土地と戸建の掲載エリアが分かれており、原則両方に掲載することができません。（たまにやっちゃっている場合がありますが・・・）
当社にご依頼をいただいた場合には、募集・物件探しのどちらの場合にいたしましても上記の点を鑑み、よりよい提案をさせていただきたいと思います。
ちなみに当社マイページにて物件探しの条件登録をしていただく場合には、検索条件を複数登録できるので、土地と建物で金額を変えて登録することが可能です。
条件に合致した物件が出た時点で自動的にメールが届くマッチング機能が便利だと思います。
マイページに必要な個人情報は、フルネームとメールアドレスのみですので、ぜひ登録してみてください。
売買部：木村
